シザーケースは、ハサミを使う美容師にとって必要不可欠なアイテムです。毎日身につけているシザーケースだからこそ、身体への負担が少ない物を身につけたいはず。
エプロンシザーケースは、普通のシザーケースよりも身体への負担が少なくとても便利なアイテムです。最近では、使っている美容師も段々と増えてきています。
本記事では、エプロンシザーケースの失敗しない買い方を、特徴や購入時の注意点などを含めて、現役美容師のサキが詳しく解説していきます。おわりには、エプロンシザーケースが購入できるおすすめのショップ紹介も合わせて載せています。
目次
エプロンシザーケースの特徴
エプロンシザーケースは、エプロンとシザーケースが一体化しているのが大きな特徴です。1度着用すると、どの技術をする時でも朝から夜まで脱ぎ着する必要がない点が嬉しいポイントです。
美容師は、ヘアカラーやパーマをする際に服を薬剤で汚さない為にエプロンを付けるのですが、シザーケースを付けている上からエプロンを付けるのが少し手間なので、エプロンシザーケースは大変便利なアイテムです。
エプロンシザーケースを購入する時の注意点
エプロンの生地によって日々のお手入れ方法が異なってくるので、丸洗いできる素材か、どのような洗剤が使用可能なのか購入前にチェックしておきましょう。
また、エプロンによってポケットの位置などの仕様がさまざまなので、使いやすい位置にポケットがあるのか、自分が収納したい物は収納できるのか、購入前に頭の中でシミュレーションしておくと失敗しません。
普通のシザーケースとの違いは?
普通のシザーケースと大きく異なる点は、「身体への負担が軽減されること」と「お手入れがすごく簡単なこと」の2点です。
双方の良さや注意点をしっかりと理解して、自分にあったシザーケースのタイプをセレクトすることをおすすめします。
身体への負担が少ない
普通のシザーケースは、シザーケースをショルダー1本で支えているので肩や腰に負担が集中します。エプロンシザーケースの場合は、両肩に負担が分散するので、肩こりの心配もありません。
美容師は、シャンプーやカットの際に腰を駆使する事が多く、腰痛持ちの方も多いと思います。腰への負担が軽減されるので、お悩みの方は一度エプロンシザーケースを使ってみてはいかがでしょうか。
また、収納物が多い方はハーフ型の腰に巻き付けるタイプのエプロンもおすすめです。なで肩ですぐにエプロンがずれてしまう方は、肩紐がずれにくいエプロンを選択しましょう。
お手入れがしやすい
エプロンシザーケースは、収納している物を取り出したら1枚の布なので、手洗いか洗濯機で丸洗いができます。薬剤の汚れが付着しているので、単品で洗うことをおすすめします。使用できる洗剤は生地によって異なるので、購入したお店に事前に確認をしましょう。
また、ポケットには髪の毛が溜まりやすく、放っておくと雑菌の寝床となるので、こまめに取り除きましょう。ファスナーやマジックテープでポケットの底が開閉できるのか、購入前にチェックしておくことをおすすめします。
収納できるもの
美容師は、営業中常に身につけておきたい物が多いと思います。普通のシザーケースにも、収納数が多いタイプもありますが、エプロンシザーケースはより多くの物を身につけられます。
- ブローブラシ
- カラーのハケ
- ハサミ
- タイマー
- タオル
- グローブ
- メモ帳
- ダッカール
上記アイテムが、すべてエプロンに収納可能です。
特にカラー・パーマ技術をする際には、手を拭くタオルやタイマーを手元に持っておけるので便利です。
美容師向け!エプロンシザーケースのおすすめショップ4選!
「エプロンシザーケースを購入できるお店は?」このようなお悩みをお持ちの美容師は必見です。
現役美容師サキおすすめの、エプロンシザーケースが購入できるお店4選を紹介します。
1. aruci – 袴タイプのエプロンで快適にサロンワーク
aruciは、大阪でシザーケース・エプロンなどさまざまなモノづくりをしている工房です。
オリジナルのエプロンシザーケース“シザーエプロン”は、裾が左右に分かれている袴タイプで、エプロンの形をした「セミロングタイプ」と腰に巻きつける「ハーフタイプ」の2種類を展開しています。
-hakama apron-
裾が袴のように左右にわかれているので、カットチェアに座りながらでも動作に違和感なく快適にサロンワークができます。ハーフタイプに比べてさらに服に汚れが付きづらい点が特徴です。
他にはないお洒落なデザインで装着時のシルエットが美しいので、着用するのが楽しみになりますよ。気になる毎日のお手入れ方法は、メインポケットの底が面ファスナーで開閉出来る仕様なので、簡単に溜まった毛くずの掃除が可能です。
価格 | 18,500円 |
素材 | 日本製バイオウォッシュキャンバス |
お手入れ方法 | 単品洗い(中性洗剤使用可) |
カラー | ベージュ |
エプロンオプションとして、ワジヌメを使用したキーホルダーやペンホルダーを合わせて購入すると、タイマーやボールペンも収納できます。名前やサロン名を550円で刻印してくれるので、自分だけの特別なエプロンシザーケースに仕上がり、愛着がでてきますよ。
-hakama half apron-
腰と肩に負担の少ない、ハーフ型の袴エプロンです。
胸元まであるエプロンだと、空調の効いた室内であっても、布1枚を全身に纏っているので、暑かったり服装によっては着用がしづらいといった悩みがありますが、こちらは腰に巻き付けるタイプなので問題ありません。
一日中のサロンワークで着用していても、身体への負担が少ないのであまり疲れません。美容師にとってシザーケースは常に身につける物なので、負担が少ないのは嬉しいポイントです。
価格 | 14.000円 |
素材 | 岡山県倉敷産の8号帆布 |
お手入れ方法 | ポケットの底を開閉 |
カラー | ネイビー/ベージュ/スモーキーグレー |
2.mooii -一つ一つ丁寧にオーダー製作
2018年にオープンして、オーナーが一つ一つ手作業でエプロンを製作しています。
mooiiのエプロンは、優しい雰囲気のくすみの色味が特徴で、カラーも多数用意があります。シザーケースなどのオプションも自分でカスタムできるのでオリジナルのエプロンシザーケースが作れます。
オーダーは、Instagramのページから受け付けており、先着順で枠が埋まっていくので、予約開始時期などのチェックをしておくことをおすすめします。
また、通常販売のエプロンはオーダー商品とは異なり、在庫があればすぐにお手元に届きます。
3.i.la – 美容師・カラーリストの為の戦闘服
数々の賞を受賞している現役美容師の黒木利光氏の監修の元で誕生した、美容師とカラーリストのためのエプロン専門店です。
ベースとなるエプロンにフックでお持ちのシザーケースをつけれる仕様です。また、多数のオプションがあるので自分好みにカスタムできます。さまざまな美容師とカラーリストの声が反映されたエプロンなので、サロンワークで使いやすいでしょう。
素材はナイロンで、撥水加工がされていますが洗濯をすると撥水効果が薄れてくるので防水スプレーや撥水スプレーを振るなどをしてお手入れが必要です。
4.ディーズプロダクト – 付属オプションが豪華
美容師向けのシザー・シザーケース・美容小物を多数取り扱っているお店です。
商品のラインナップがとても豊富なので、エプロンシザーケース以外にも欲しい物を見つけやすくなっています。
カラーは、キャメル・アイボリー・カーキグリーンの3種類から選べます。どのような服装にも合わせやすいデザインとカラーなので、お好きなものをお選び下さいね。
- シザーホルダー(4丁仕様)
- ブラシホルダー
- タオルホルダー
- グローブホルダー
付属のオプションは全て取り外せて、左右のポケットに付け替えられるので、右利き・左利き兼用で使えます。ポケットの中に入った毛くずも、底にファスナーがあるので楽に掃除が可能です。
まとめ
本記事ではエプロンシザーケースの失敗しない買い方や特徴・注意点を解説し、おすすめのお店などを紹介しました。
記事内でも解説してきましたが、エプロンシザーケースの最大のメリットは、身体への負担が軽減することです。エプロンシザーケース
を使うことで、毎日のサロンワークが少しでも快適に過ごせますように。