シザーケースの付け方は2つある！おすすめの方法を現役美容師が紹介

「シザーケースはどのように装着するの？｣

「付け方によって違いはある？」

このようなお悩みをお持ちの方は、多いのではないでしょうか。

初めてシザーケースを買う方は、どうやって装着したらいいのか気になる点だと思います。

本記事では現役美容師のサキが、シザーケースの2通りの付け方の解説と、ベルトが2wayで使えるシザーケースのおすすめのお店を紹介します。

同じ付け方を継続すると、シザーケースが原因で腰痛や肩こりになるかもしれません。この記事を読めば正しくシザーケースを付けられるようになり、腰や肩の負担を減らすことができますよ。

シザーケースの付け方とは

シザーケースの付け方は、大きくわけて2種類あります。

それぞれ詳しく説明します。

腰に巻く「ウエストベルトタイプ｣

ウエストベルトタイプは、画像のように、腰にシザーケースを付けます。

では、ウエストベルトタイプの良い点・注意点を解説していきます。

『良い点』

職業柄、腕と手を使うことが多いので上半身に纏っている物が無いと動きやすく、ストレスフリーでサロンワークをできる点が1番のメリットです。また、腰にベルトを巻きつけて付けるので、立っていても座っていてもシザーケースの位置に安定感があります。

『注意点』

ワンピースやさらっとした生地の洋服はベルトを支えにくいので、シザーケースが左右に動きやすく不安定です。その日のコーディネートによって着け心地が変わってくる点は、少し注意しておきたいポイントです。

また、シザーケースの重量が重たいと腰への負担が大きいので、収納物は厳選することをおすすめします。

肩に提げる「ショルダーベルトタイプ｣

ショルダーベルトタイプは、画像のように、肩からシザーケースを付けます。

では、ショルダーベルトタイプの良い点・注意点を解説していきます。

『良い点』

どのような服装でも不便なく装着できるので、コーディネートを選ばなくても良い点が一番のメリットです。また、一度自分に合った長さに調節しておくと、肩に提げるだけで良いので装着がとても簡単です。

『注意点』

ブローやシャンプーの時に、腕を大きくあげたり動かしたり動作をすると肩からずれ落ちてくるので少しストレスを感じるかもしれません。また、利き手によって肩から提げる方向が決まっているので、1日下げていると肩こりが気になります。

どちらも使える「2wayタイプ」

以上では、ウエストベルトタイプとショルダーベルトタイプの良い点と注意点を解説しましたが、どちらとも使える2wayタイプのシザーケースもあります。

2wayタイプのシザーケースは付け方を自由に変えられるので、腰と肩の負担を分散することができます。また、その日の気分や服装によって、ベルトの長さを調節して付け方を変えることも可能です。

どちらのタイプがいいのか悩んでいる方には、2wayタイプをおすすめします。

付け方が2wayタイプのおすすめシザーケース8選！

2wayタイプだと、肩こりや腰痛を回避できるので便利です。まだ、自分にあった装着タイプがわからない方や、初めてシザーケースを購入する方は2wayタイプから始めるのがおすすめです。

現役美容師のサキが厳選した、ベルトが2wayで使えるおすすめのシザーケースを8選紹介していきます。

1.  aruci『ANTIQUE beans』

aruciのシザーケースの中で、一番人気の豆型シザーケース。

aruciのシザーケースは、自分でパーツをカスタムできるので、好きなパーツを組み合わせて1つのシザーケースを作れます。

ANTIQUE beansは、ころんっとした可愛らしい豆型のフォルムが特徴的で、たくさんのカラーの組み合わせができるので男女問わず人気があります。アンティーク調で流行のくすみカラーもあるので、お洒落に敏感な美容師は要チェックのシザーケースです。

また、オプションとして名前の刻印サービスがあるので自分だけの特別なシザーケースで、より一層愛着がわきますよ。

2.  aruci『slim beans』

aruciのシザーケースの中で最もコンパクトなシザーケース。

豆型の丸みのあるシルエットが特徴的です。コンパクトでスタイリッシュなデザインのシザーケースを求めている方におすすめです。

また、ショルダー付きなので、オリジナル革「ワジヌメ」の2wayのショルダーを4色（ナチュラル・キャメル・ブラウン・ブラック）の中から選べます。ボディの色と組み合わせて、自分好みのカラーのシザーケースの完成です。

シザーケースにはフラップが付いていて、大切なシザーを傷つける事なく持ち運べるので大変便利です。

3.   sacra『SA-07』

sacraの「SA-07」は、一枚の革でできているので日々のお手入れが簡単です。また、4つあるシザーホルダーも全て取り外しが可能なので、自分の所持しておきたいシザー数だけ収納ができます。

シザーホルダーを全て外したらアシスタントケースとしても使用できるので、アシスタントからスタイリストまで、長く同じケースを使いたい方におすすめです。

また、デザインもシンプルで無駄な装飾がない分、革本来の経年変化をより一層楽しめます。

4.   THe Reve『オリジナルシザーケース』

現役の美容師とプラスチックメーカーが共同で手掛ける、クリアタイプのシザーケースです。本体が透明なので一目で何がどこに入っているのか確認できます。また、重量も革に比べてとても軽量なので肩や腰への負担が少ないです。

シザーホルダーは4丁〜6丁タイプの中から選べて、カラーベルトは22色の中から好きな色を選択します。またカラーベルトは追加で購入可能なので、何本か所持しておいてその日の気分やファッションに応じて変えるのも1つの楽しみ方です。

5. sacra 『SA-22』

sacra の『SA-22』は6丁タイプですが、体側のシザーホルダー3つが取り外し可能です。そのため、コームやボールペンなどを収納でき、自分に合わせたスタイルに変更できます。

本体もボタンを外せばフルオープンになり、掃除がしやすくて日々のお手入れが簡単に行えます。シザーケースはすぐに髪の毛が溜まるので、定期的に掃除が必要です。そのため、SA-22のようにお手入れがしやすいタイプのほうが便利です。

6. HYNE TOKYO『TRANSPARENT』

HYNE TOKYO『TRANSPARENT』は、現役美容師のオーナーが手掛ける、美容師のためのシザーケース。ユーザーの目線で作っているので、使いやすさは抜群ですよ。

素材はポリ塩化ビニルで、透明な点が特徴です。革に比べてとても軽量で、一日下げていても身体への負担は少ないので、なるべく軽いシザーケースをお探しの方におすすめです。

7. arcci concept『筒型オリジナルシザーケース』

筒型オリジナルシザーケースは筒型で自立式のため、カートに置いて使用できます。常にシザーケースを身に着けておく必要がない方におすすめです。シザーは4丁収納可能で、ブラシなどを収納できるスペースも2箇所あります。バックヤードに取りに戻る必要がなく、大変便利です。

また、商品購入後も1年間の無料修理保証があるので安心です。しかし、水没や液剤による大きなシミなどは無料保証の対象外になるので注意しましょう。

8. arcci concept『yellm』

美容師の金丸佳右氏プロデュースで、現役美容師の目線でこだわり抜いて作られたシザーケース『yellm』。コンパクトでスタイリッシュな見た目ですが、シザー4丁に加えてブラシやダッカールなども収納可能です。コンパクトなのに収納力があるシザーケースをお探しの方におすすめです。

本体の革はイタリア製で高級感があり、使えば使うほどに柔らかく馴染んでいきます。

おわりに

本記事では、シザーケースの2通りの付け方の解説と、2wayタイプのおすすめシザーケース8選を紹介しました。

美容師は職業柄、肩こりや腰痛持ちの方が多いと思います。そのため、これからシザーケースの購入を考えている方は、腰や肩に負担の少ない2wayタイプのシザーケースを選択することをおすすめします。ファッションに合わせて好きな付け方を選ぶこともできるので、お洒落もめいっぱい楽しめます。