仕事できると思われるための美容師アシスタントのファッションと立ち回り方とは

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仕事できると思われるための美容師アシスタントのファッションと立ち回り方とは

美容師アシスタントはどんなファッションをすればいいの?

仕事ができるアシスタントになる方法は?

私の周りでも、このような悩みを持っているアシスタントは多いです。

本記事では、仕事ができると思われるための美容師アシスタントのファッションとスーパーアシスタントになれる方法を、現役美容師サキが詳しく解説していきます。

この記事を読めば、営業中のファッションを選ぶポイントやお店での立ち回り方を理解できて、仕事ができるアシスタントだと印象づけることができるようになりますよ。

仕事ができるアシスタントはファッションも上級者

仕事中の服装は、基本的には自由です。しかし、私の肌感にはなりますが、お洒落な美容師さんに担当してもらいたいと思っているお客様が多い印象です。

アシスタントの場合、スタイリストのサポートとしてお客様の施術に入るので、だらしがない服装だと「この子大丈夫かな…。」と不安を与えてしまう可能性があります。お客様に好印象を与えるには、清潔で性別年代問わず好まれる服を着用しましょう。

たとえば年配のお客様は、奇抜な服装よりも落ち着いた服装のほうが話しかけやすく安心感もありますよね。

「お洒落なアシスタントさん」と印象良く思ってもらえると、技術指名にも繋がります。

仕事ができると思われるファッションのポイント

自分好みの服装で働くと気分が上がりますが、第三者から見て仕事ができるように見える服装で働くのも大事です。

仕事ができると思われるファッションのポイントをいくつか紹介していきます。

清潔感のある服装

引用元:WEAR(https://wear.jp/ri7bskw/16333765

美容師は薬剤を使用する機会が多いので、気づいたら服が汚れてしまっているケースも多いですよね。お客様に好印象を与えるには清潔感が大切なので、汚れてしまった場合は、カラーリムーバーで早めに汚れを落としましょう。

どんなにハイブランドでお高めな洋服を着用していても、汚れていたら印象は良くありません。家を出る前に、きちんとアイロン掛けがされているのか、ボタンが取れていないかなどのチェックをしておきましょう。

働きやすい服装

引用元:WEAR(https://wear.jp/wear628/18974393/

美容師は自分の好きな服装で働けることがメリットの1つですが、機能性も大切です。施術の邪魔になる服装は、避けた方が良いです。

たとえば袖口が広い服装は、シャンプーをする際に、シャンプー台やお客様の顔に服が当たってしまうので注意しましょう。袖口が広い服を着たい場合は、ラバーやゴムなどで事前に留めておくことをおすすめします。

また、生地がかっちりとした洋服は、動作が制限されるので見た目がおしゃれで可愛くても、ストレスを感じて仕事に集中できなくなるかもしれません。

お店によって異なりますが、かかとが安定しないサンダル・カツカツと音が響くパンプス・脇が見えるノースリーブなどは禁止の場合が多いです。

素足で履くサンダルは、営業中に道具を落としてケガをする恐れがあるので、あまりおすすめはしません。履きたい場合は、足元に十分気を付けましょう。

また、美容師の中には腕時計をつけている方が多いですが、万が一お客様の顔などに当たってしまったら大変です。シャンプーの際には水没防止もかねて外しておくことをおすすめします。

お店の雰囲気に合わせる

配属されるお店によって雰囲気やコンセプトが異なるので、お店に合わせたファッションを心がけることが大切です。

若い客層のお店であればトレンドのファッションを取り入れ、落ち着いた年代の客層のお店ならば大人っぽい服装を意識しましょう。また、他のスタッフの服装の雰囲気に合わせることも大事です。

メイクもファッションの一部ですが、お店の雰囲気が落ち着いている場合は、ナチュラルメイクが無難です。あまり派手な濃い目のメイクは、威圧感を与えてしまう可能性があるので、自分好みのメイクはプライベートの休日に楽しみましょう。

流行を取り入れる

お客様が美容師を指名するきっかけはさまざまですが、その中の1つとして、見た目のおしゃれ度が挙げられます。

同じコーディネートにならないためには、アクセサリーなどの小物類をアクセントに取り入れてみましょう。

また、服装も大切ですがトータルでおしゃれな美容師はさらに魅力度が上がりますよ。「あなたのヘアスタイルにしてほしい」と言ってもらえるように、ヘアアレンジをしてみるなどの工夫をしましょう。

私は、ファッションやヘアアレンジの流行を、雑誌やInstagramから情報収集することをおすすめします。

スーパーアシスタントになるための立ち回り方とは

スタイリストに頼りにしてもらえたら、仕事にやりがいを感じられて毎日イキイキと働けますよね。

美容師アシスタントを経験している筆者が思う、スーパーアシスタントになるための行動を紹介していきます。

お店の状況を誰よりも把握する

スタイリストから頼りにされるスーパーアシスタントになるためには、他のアシスタントよりも頭をフル回転させてお店の状況を把握し、スタイリストにお店の回し方を提案できるぐらいになる必要があります。

常にその日の予約状況を頭に入れておいて、お客様がご来店されるまでにワゴンの準備や施術準備をしておきましょう。

同じ時間帯に数人のお客様を掛け持ちするスタイリストのヘルプについた場合は、スタイリストの動きを常にチェックし、上手く連携を取りながら、お客様をお待たせする時間を無くせるように工夫して動きましょう。

こういった知識は、営業中にしっかりと周りを見て考えながら動いていたら自然と身についていきます。

スタイリストのお客様への挨拶徹底

入社してからの数ヶ月間は、できる技術も限られていてお客様に入らせてもらえるタイミングも少ないです。自分の顔と名前を覚えてもらうには率先して挨拶を行いましょう。

「〇〇さん、こんにちは」と鏡越しにお客様の名前を呼び、挨拶することで好印象を与えられます。また、美容師アシスタント1年目はフレッシュ感が大事なので、笑顔で明るく話しかけることを意識しましょう。

1年目のうちから挨拶を徹底してお客様と親密になれば、自分がスタイリストデビューした際に、先輩スタイリストからお客様を引き継いでもらいやすくなるメリットもあります。

営業中はスタイリストから技術を盗む

営業中に、スタイリストの技術をしっかりと近くで見て真似する方法が、早く技術を習得できる近道です。ヘルプとしてお客様の施術に入らせてもらっている時も、自分の手元で精一杯な気持ちも分かりますが、先輩の手元を見ながら自分と何が違うのかを学ぶのです。

たとえば、まだカラー塗布の技術を習得していない場合、スタイリストが塗っているカラー剤のカップを塗りやすいように近くで持たせてもらって、手元を見て技術を盗むのです。

また、シャンプー技術を上達させたければ、営業中に先輩がシャンプーしている近くで手順やシャンプー台までご案内する一連の流れを見て学びましょう。

スタイリストによって、技術のやり方が違う場合もあると思います。その場合は、目標にするスタイリストを1人に絞ってとことん真似をしましょう。基本の技術が身についたら、自分がやりやすい方法にシフトチェンジすればいいのです。

「営業中に学ばせてもらうんだ」という強い気持ちを持って行動していると、スタイリストにも上達したい熱意が伝わり、レッスンを見てもらいやすくなりますよ。

先輩アシスタントの動きを見る

配属されるお店にもよりますが、美容師歴2~3年目の先輩アシスタントがお店のルールや掃除の仕方などを教えてくれるお店が多いのではないでしょうか。

美容師アシスタントは、スタイリストになるためにさまざまな技術の習得が必須ですが、まずは近い存在である先輩アシスタントの動きをマスターすることを目標にすると良いと思います。

入社したばかりの頃は、営業中どうやって動けばいいのか分からないと思いますが、まずは先輩アシスタントの動きを真似て動いてみましょう。

スタイリストのヘルプを完璧に

スタイリストからの信頼を得るには、ヘルプを完璧にこなす必要があります。指示された事を忘れていたり、何回も同じミスを繰り返したりしてしまうと、次からは他のアシスタントに頼もう…となりますよね。

たとえば、パーマ技術のヘルプは両手を使ってロッドやペーパー・ラバーをテンポよく渡さなければなりません。慣れないうちは焦ってしまうと思いますが、率先してヘルプに入って回数を重ねていくと必ず慣れますよ。

アシスタント1年目のうちは、何もかも経験したことのない初めての事ばかりです。ミスをしてしまった場合でも、何がダメだったのかをスタイリストに確認して、メモに記入して次回に繋げれば成長できます。

一度教わった事は忘れずにメモに記入して、再復習できるようにしておきましょう。

まとめ

本記事では、美容師アシスタント向けに仕事ができると思われるファッションとスーパーアシスタントになる方法を解説しました。

第三者から見た印象もふまえながら、美容師の自由な服装で働けるメリットを活かして、どんどんオシャレを楽しみましょう。また、仕事ができるアシスタントになれるように、常に向上心を持って楽しく働いてくださいね。

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