ボロボロで年季の入ったシザーケースはダサい?
ダサいシザーケースファッションとは?
このようなお悩みをお持ちの美容師さんも多いのではないでしょうか。シザーケースは決して安い買い物ではないので、ボロボロになっていても買い替えることを後回しにしている方も多いです。
本記事では、現役美容師のサキが「ダサいシザーケースがNGな理由と絶対にしてはいけないシザーケースファッション」を詳しく解説していきます。
この記事を読めば、ダサいシザーケースの特徴とファッションが理解できるので、自身のシザーケースとファッションを見直すことができますよ。
目次
ボロボロシザーケースがNGな理由
シザーケースは、スタッフやお客様から常に見える位置に身に付けているアイテムなので、ボロボロだと印象が良くありません。
自分の担当美容師のシザーケースがボロボロだったら、必然的に「収納されているシザーの状態は大丈夫なのかな…。」と心配になってしまいますよね。
美容師はお客様の綺麗をお手伝いする職業なので、自身の身に付けるものや容姿には気を遣わなくてはならないのです。
また、シザーケースは仕事道具でもあるシザーを収納するためのアイテムなので、ボロボロだと収納物が床に落ちてしまう恐れもあり危険です。
ボロボロになりやすいシザーケースの特徴
シザーケースの素材によっては、大切に使っていても数年で劣化が進んでしまうものもあります。素材によって耐久性は大きく異なるのです。
では、ボロボロになりやすいシザーケースの特徴を2つ紹介していきます。
安価なシザーケース
価格が高ければ良いというわけではありませんが、やはり価格と質は比例しているのであまりにも安価なシザーケースはおすすめしません。
なぜかというと、ケースを支えているショルダーの金具が劣化しやすく、数年で壊れてしまう可能性があるからです。万が一営業中に外れてしまうと、足元にシザーが落ちたり、お客様に当たってしまったりする恐れがあります。
また、カットの途中にシザーケースごと落ちてシザーが壊れてしまったら、その後の仕事に影響がでますよね。シザーケースは毎日使うアイテムなので、質や耐久性にこだわったブランドのものをおすすめします。
合皮のシザーケース
合皮のシザーケースは素材の性質上、表面がボロボロになったり手触りが悪くなったりするのが早いです。本革に比べて耐水性には優れていますが、濡れたまま長時間放置しているとカビが生えてしまいます。
また、本革の最大の良さである経年変化を味わうことができません。使い続けていくと劣化だけが進んでいくので、頻繁に買い替える必要があります。
シザーケースを長く使うためには
仕事の時間を共に過ごす相棒でもあるシザーケースを長く愛用するためには、耐久性のあるシザーケースを選ぶことが大切です。
では、シザーケースを長く使うためには何を重視したら良いのでしょうか?以下で解説していきます。
本革素材のシザーケースを選ぶ
シザーケースに使われている素材の中で、最も耐久性に優れているのは本革です。丈夫なため、表面がボロボロになる心配もありません。
使えば使うほどに馴染んでいくので、とても愛着が湧きますよ。同じ本革のシザーケースでも、使う人によって色や質感の変化の仕方が異なる点も本革ならではの魅力です。
また、表面が乾燥をしてきてもクリームなどを使用してお手入れをすればツヤがでるので、何年も綺麗な状態で使い続けられます。表面に多少の傷がつくことありますが、それもあなたならではの良い味となります。
スタイリストデビューなどで自分へのご褒美としてシザーケースを購入するのであれば、長く使える本革がおすすめです。
お手入れをしっかりと行う
シザーケースの耐久性は素材によって大きく異なりますが、日々のお手入れをしっかりと行うと、10年以上使えます。お手入れは、シザーケースの素材の特徴を理解して適切な方法で行いましょう。
本革のお手入れ方法
本革製品は、使えば使うほどに味が出てきてオリジナルの風合いになり愛着が出てきます。しかし、毎日使い続けていると、人間と同じように乾燥して潤いがなくなった状態になります。
そのため、定期的な保湿が欠かせません。少なくとも1ヵ月に1回は、本体の革に専用のクリームを塗ってお手入れしましょう。
普段のお手入れは、ブラッシングをして防水スプレーをするだけで大丈夫です。しっかりとお手入れを行うと、革全体を美しく経年変化させることができます。
営業中も大切に扱う
どんなにオシャレな服や高価なアクセサリーを身に付けていても、仕事道具を大切にできない美容師はダサいです。また、耐久性が強い本革のシザーケースを使っていたとしても、扱い方が雑だとボロボロになってしまいます。
お手洗いに行く時や休憩に入る時は、シザーケースを外すと思いますが、ワゴンの上に置きっぱなしにすると、ワゴンから落ちてしまったり薬剤が付いてしまいます。必ず決まった保管場所へと戻しましょう。
お店や個人の仕事道具を大切にできる美容師こそが、本当の意味でのオシャレな美容師なのです。
ダサいシザーケースファッションの特徴
美容師にとって、ファッションとは第一印象が決まる大切なものです。美容師=オシャレなイメージがありますが、中にはダサい人もいます。
以下では、ダサいシザーケースファッションの特徴を紹介していきます。
ダサいシザーケースファッションの特徴を理解して、自身のファッションに当てはまるのかどうかチェックしてみてくださいね。
汚れても良い服ばかり着ている
オシャレが好きな方でも、お気に入りの服をカラー剤で汚したくないという理由から、汚れが目立たない黒色で統一したファッションをしている美容師は多い印象です。
オールブラックコーデという言葉もあるくらいなので、着こなし方によってはオシャレに見える場合もありますが、全体的に地味で暗い色味だと華やかさに欠けてしまいます。
とはいえ、「お客様に明るい印象を持ってもらいたいけど、大切な私服は汚したくない…。」と考える美容師の方も多いかと思います。
そんな悩みを解決するのがエプロンシザーケースです。エプロンシザーケースはさまざまな汚れから服を守ってくれるので、お気に入りの私服を仕事中も着用でき、お客様から良い印象を持ってもらうことができます。
以下で、おすすめのエプロンシザーケースを紹介します。
ウォッシャブルレザー hakama Apron
『ウォッシャブルレザー hakama Apron』の素材には、洗濯可能な特殊染料で仕立てた革が使用されています。革のエプロンだと重さが懸念されますが、本製品はわずか475gなので1日付けていても身体への負担が少ないです。
また、『ウォッシャブルレザー hakama Apron』は腰下が袴のような形になっているので、カットチェアに座ってもエプロンが邪魔になりません。
さらに、見た目もブラックでスタイリッシュなので、クールなコーディネートが好きな美容師にもおすすめです。
シザーポケットやオプションパーツを外して、中性洗剤を使用して水洗いが可能なので、汚れてしまっても安心ですよ。
汚れても良い服ばかり着るのではなく、エプロンシザーケースのような便利アイテムを活用して、さまざまなファッションを楽しみましょう。買ったばかりのお気に入りの新しい服を着て出勤できる嬉しさが味わえますよ。
エプロンシザーケースの失敗しない買い方についてより詳しくは、以下の記事で紹介しています。エプロンシザーケースが気になる方は、ぜひ併せてお読みください。
サイズ感が合っていない
オーバーサイズファッションも流行っていますが、あまりにもブカブカすぎると施術の邪魔になります。ボトムスの裾を長く引きずるのもNGです。
トップスにオーバーサイズを選ぶのであれば、ボトムスはジャストサイズにするとバランス良くオシャレに見えますよ。
また、服装だけでなく、シザーケースのショルダーも長すぎず短すぎず適切な長さにしましょう。
ショルダーが長すぎると、収納物が取りづらい・見た目がだらしないなどのデメリットがあります。
まとめ
本記事では、ダサいシザーケースがNGな理由と絶対にしてはいけないシザーケースファッションを解説しました。
ボロボロでダサいシザーケースは、お客様やスタッフからの印象も良くないので、耐久性が強く、長く使えるものに買い替えてみてはいかがでしょうか。
以下の記事では、美容師におすすめのシザーケース7つを厳選して紹介しています。失敗しない選び方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。